メルセデスベンツのGlobalサイトに「G-Class Private Lounge」というセクションがあります。登録制ですが、時折、Gクラスファンには興味深いコンテンツを掲載しています。先に紹介した「Gクラス : 雪上ドライビング動画（新色及びProfessional Line装着車の動画あり）」も、ここでの掲載が初見だった様に記憶しています。
今回は「The Origin of the Professional Line」と題されたコンテンツを紹介します。おそらく、Professional Lineの発売が近づいているので、その興味喚起目的でもあるのでしょう。
- Made for all purposes : The Professional Icon.
- The G-Class on the prowl : The Dawn of the Professional Era.
- Volunteer fire brigade : Community Hero.
- Cosmopolitan “Otto” : Expedition.
- Individual professionalism : The New Off-Road Era.
- 2010 : Robust and reliable.
- 2012 : The Ideal Off-Road Companion.
- 2016 : The name says it all.
- 2021 : An even more off-road look.
Made for all purposes : The Professional Icon.
プロに向けたGクラスというコンセプトは初期から確立していた様です。例えば鉱山業、ガーデニングといったさまざまな業種のプロに加え、行政機関、消防団、緊急隊等もユーティリティの高いオフロード車両として使用しています。
それぞれのGクラスは個々の目的に応じた特別な機器を備えて生産されていますので、全ての用途に合う様に生産されています（管理人：ここは日本ではピンと来ないです）
The G-Class on the prowl : The Dawn of the Professional Era.
ドイツ バーバリアン地方の長であったFranz-Josef Strauss「Gクラスは森林地帯を走行する車両として理想的である」と述べています。彼は、カスタマイズされた装備を備えたプロ向けの300Dを使用した初めてのカスタマーです。新聞によれば、彼はGクラスの方向安定性、正確なパワーステアリング、四輪駆動、5速のギアボックスを称賛したと書かれています。（管理人：フランツ ヨーゼフ シュトラウスはミュンヘン空港の名称になっています）
従って、プロ向けのGクラスは1982年に誕生したと言えます。
Volunteer fire brigade : Community Hero.
多くの援助団体も目的に応じたオフロード車両を選択します。南チロル地方のトラミン自警消防団の様に。そこでは、希少なショートボディのオープンバージョンが1982年から司令車として使用され、荒れた地形でも実力を発揮しています。
青いライトと消防団のサイレンを装備し、Gクラスは彼らをサポートしました。
Cosmopolitan “Otto” : Expedition.
冒険家のGunther HoltorfのMercedes-Benz 300 GDは215ヶ国、約90万キロを走破しました。愛称である「Otto」と親しみを込めて呼ばれた車両は1998年に探検用車両としてカスタムビルトされ、その後奥様と世界中を旅しながら26年間乗り続けられました。
そのルートの約1/3は一般的な道ではなかった様です。このワールドツアーはギネスにも登録されています。
様々な派生モデルやその利用方法にもかかわらず、常に一つの共通した特徴があります。それは「どの様な場所でも、どの様な状況でも、驚異的なパフォーマンスを発揮する能力を保有する事」です。
Individual professionalism : The New Off-Road Era.
プロフェッショナル向けのGクラスのルーツは初期に遡ります。ラダーやラゲッジラックといった最初のアドオンパーツは顧客の要望により別々に追加されました。これらのアドオンパーツはプロフェッショナルが使用する追加パーツとして大きなメリットをもたらしました。後々のGクラスにこの特別装備が追加されたのはこの様な背景によります。
2010 : Robust and reliable.
このプロフェッショナル向けであり、装備品を削減したG 280 CGIのこの派生モデルは、Gクラスの堅牢性と信頼性を最大限に重要視したモデルです。これは極度なオフロード環境での利用に向けて生産されたモデルであり、最も過酷な要求に応えるモデルです。
そのため、極度なオフロード環境での使用中にダメージを受ける可能性があるため、外装の塗装やアドオンパーツは装着されていません。プロフェッショナルの使用に向けて用意された、どの様な環境やミッションであっても対応できる万能なヒーローであると言えます。
2012 : The Ideal Off-Road Companion.
300CDIが目指したのは、商用車両としてのGクラスでした。厳しい環境でも稼働できる堅牢なモデル。プラスチック部品を周囲に使用しないヘッドライト、牽引棒を備えたバンパー、ウイングに納めされたエアーインテークグリル、巨大なトラックの様なミラーなど、特殊な装備を備えていました。
2016 : The name says it all.
2016年にメルセデスベンツはG350dをアップグレードしました。それは公式に「プロフェッショナル」へ向けた最初のモデルです。人目を引く外観、オプションとして装着可能なプロフェッショナルオフロードパッケージを備え、G350dプロフェッショナルはタフなオフロード使用とプロフェッショナル向けに用意されました。
Gクラスプロフェッショナルを企画する際、我々は成り行き任せにはしませんでした。耐久性、信頼性、持続する価値というものは我々がとても誇りにするところです。Gクラスプロフェッショナルは、オフロード向けの派生モデルでありながらものその純粋なデザインにより他のGクラスモデルとは明確に区別されるものであり、故に要求の厳しいオフロード環境での使用や人里離れた野心的なツアーに向けた理想的な車両であると言えます。
2021 : An even more off-road look.
オフロード愛好家へ向けたドリームカー：メルセデスベンツはIAA MOBILITY 2021にて、新しいプロフェッショナルラインのプレビューを行いました。オフロードカーアイコンであるGクラスに対し、人目を引く外観に対しさらに贅沢なオフロードルックを加味しています。
標準仕様として、ヘッドライトグリル、前後輪のマッドフラップ、オールテラインタイヤ、5本スポークデザインの18インチホイールを装備します。展示車両としては、多くのオプション装備、マグノペイントの塗装、G manufakturから選択され追加された内外装オプションが一層引き立てます。さらに、プロフェッショナルルーフラックとプロフェッショナルスペアホイールホルダーがオプションとして用意されます。
＜Source : The Origin of the Professional Line.＞
