2022年7月22日
現行G350dとG400dを乗り比べた際のインプレッションを含め追記しました。
GクラスのG400dとG350d、何が違うのか?とよく聞かれます。
排気量の違いだけではありません。以下に差異をまとめました。新車、中古車に関わらず、ご購入の際はご注意を。
ボディサイズ、ホイールベース、駆動方式、は同じです。
- 全長×全幅×全高:4660mm×1930mm×1950mm(AMGライン装着時の全幅は1985mm)
- ホイールベース:2890mm
- 駆動方式:4WD
- ミッション:9AT
車両型式、車両重量は異なります。
車両型式 | 車両重量 | ||
G400d | 3DA-463350 | 2,490kg | |
G350d | 3DA-463349 | 2,460kg |
エンジンの型式は同じです。
使用しているエンジンの型式は同じです。「OM656」DOHC 6気筒ターボチャージャー付き
最高出力と最大トルクが異なります。
最高出力 | 最大トルク | ||
G400d | 330ps/3600-4600rpm | 700Nm/1200-3200rpm | |
G350d | 245ps/3600rpm | 600Nm/1600-2400rpm |
<2022年7月22日追記>
実際にG350dとG400dを乗り比べると、出足が良くなった様な印象を受けます。差異をもたらしているのが、最高出力の差異、ミッションのセッティングの差異(変更されたとの噂)、タイヤの状態の違い等、どの要因が大きく寄与しているのかは不明ですが、体感では出足が良くなったと思います。
選択できるステアリング位置が異なります。
ステアリング位置 | |
G400d | 右ハンドル、左ハンドルの選択可能 |
G350d | 右ハンドルのみ |
【7/21追記】コマンド、メーターパネル
コマンド、メーターパネルの画面が細かく異なっています。思いつくままに記載すると
イグニッションオフの際の画面デザインが変更になりました。
スリーポインテッドスターとトリップメーターの距離数、総走行距離数、シフトポジションが表示されます。
ラジオ画面でサブ画面に別な情報を設定できる様になりました。
燃費、時計等が選べます。
メーターパネルにAdBlueの残量が表示されます。
これは想像ですが、モデル間の相違というよりも、コマンドのバージョンによる差異の様にも思われます。適宜仕様が変更になっている印象を受けます。したがって、同じG400dでも生産タイミングで仕様変更となる可能性があります。
【7/21追記】他の違い
他にも相違があるとの情報があります。確認ができました際は更新します。
- エアコン制御
- サスペンションのセッティング
どちらも共通して選択できるオプション
- アダプティブダンピングシステム
- ラグジュアリーパッケージ
- AMGライン
選択できる外装色が異なります。
標準色 | オプション色(G manufactur)(有償) | |
G400d | ポーラーホワイト、マグネタイトブラック、オブシディアンブラック、ルビーライトレッド、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレーーホワイト、マグネタイトブラック、オブシディアンブラック、ルビーライトレッド、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレー | グラファイト、モカブラック、サウスシーブルー、ペリクラスグリーン、トラバーチンベージュ、シトリンブラウン、インジウムグレー、ヒヤシンスレッド、ミスティックブルー、ミスティックブラウン、ダイヤモンドホワイト、ジュピターレッド |
G350d | ポーラーホワイト、マグネタイトブラック、オブシディアンブラック、ルビーライトレッド、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレーーホワイト、マグネタイトブラック、オブシディアンブラック、ルビーライトレッド、イリジウムシルバー、モハーベシルバー、カバンサイトブルー、ブリリアントブルー、エメラルドグリーン、セレナイトグレー | 選択できません |
上記カラーはG350d、G400dの両方で選択可能です。
上記カラーはG manufakturペイントの専用色です。G350dでの選択はできません。マグノナイトブラック以外はG400dで選択可能です(有償)。
G manufaktur プログラムの適用が異なります。
G manufakturプログラム | |
G400d | G manufakturプログラム、G manufakturインテリアプラスパッケージ、ボディ同色スペアタイヤリング、シートベルトカラーの変更の、追加可能 |
G350d | G manufakturプログラム、G manufakturインテリアプラスパッケージ、ボディ同色スペアタイヤリング、シートベルトカラーの変更の、追加不可 |
G manufakturプログラムとは
G manufacturプログラムとは専用の内外装といくつかのオプションの組み合わせのパッケージ。ただし、MBJの資料上「いくつかのオプションの組み合わせのパッケージ」を「G manufacturプログラム」と呼称しているため、わかりにくくなっている。大きなプログラムとしての「G manufacturプログラム」と、オプションの組み合わせとしての「G manufacturプログラム」が混在しているので注意が必要。ここでは、MBJの資料上に記載のある「いくつかのオプションの組み合わせのパッケージ」を意図しています。
「いくつかのオプションの組み合わせのパッケージ」としての「G manufacturプログラム」は、単独オプションの設定はない。購入時に発注。購入後の追加購入は不可。
- 6色から選択可能なナッパレザーシート
- シートベンチレーター(前席)
- シートヒータープラス(前席)
- 電動ランバーサポート(前席)
- アクティブマルチコントロールシートバック(前席)
- リラクゼーション機能
- ドライビングダイナミックシート(前席)
- レザーダッシュボード
- レザーDINAMICAルーフライナー
G manufacturインテリアプラスパッケージとは
さらにG manufacturプログラム専用追加オプション(G manufacturインテリアプラスパッケージ)として、ツートーン仕上げのステアリングとナッパレザールーフハンドルの追加が可能。(G manufacturプログラムとの同時選択が必須)
さらに..
加えて、ボディ同色スペアタイヤリング、シートベルトカラーの変更も可能。(G manufacturプログラムとの同時選択が必須)
G manufacturプログラムの詳細はこちら↓を確認ください。
2022年5月25日追記
Webで、現行G350dからG400dへ乗り換えた方のインプレッションを見かけましたのでご紹介します。
【新型350dから400dに乗り換えた感想】
- パワーアップした。加速が良くなった。
- 室内が静かになった 。
- 足回りが硬くなった(新車のためか)。
- コーナーリングが良くなった 。
- パワーウィンドウが静かになった 。
- アダプティブクルーズコントロール の制御が良くなった。
<2022年7月22日追記>
実際にG350dとG400dを乗り比べると、上記の「パワーアップした。加速が良くなった。」と同様の印象を受けました。他の部分は体感できた部分もありますが、モデル間の差異なのか、コンディションの相違による差異なのか不明です。
初めは本当に分かりにくいのですが、G350dはとにかくG manufakurプログラムが購入できない、という点が最大のポイントです。
しかしながら、より重要な点は、新車でG400dを発注する際も肝心ですが、中古でG400dを購入する際は慎重に確認する事が必要です。G400dの中古を販売していても、G manufakurプログラムがついているか否かを明記していない業者も見かけます。その場合は、直接問い合わせるか、G manufakurプログラムにのみ装着可能なオプションの装着で判断する方法があります。